業務委託(個人事業主)でウェブライターをやっていくということ

Webライター

ウェブライターは地道な営業活動が必須

ウェブライターという仕事を業務委託でやっていてつらいのは、いつ依頼がなくなるかわからないということです。

ウェブライターの収入で生活している方は尚更だと思います。

これからウェブライターを始めようと考えている方は、そんな場合どうすればいいのかと不安に思われるのではないでしょうか。

他のウェブライターさんのブログをのぞいてみると、普段から地道に営業活動(募集を探して応募する)をされているようです。

実績があってライターとして有名だったり、企業に属したりしているライターさんなどは、ひとつの仕事が終了しても、すぐまた新たな案件の提示があるのだと思います。

でも、わたしのように高い技術もなく、家族との生活が主で、空いた時間に細々と稼働しているライターさんもたくさんいらっしゃると思います。

そんな状況下でウェブライターを続けていくには、地道な営業活動は必須になるのでしょうね。

突然の依頼終了も普通にあります

わたしも、ちょうど年末にひとつの仕事が終了してしまいました。

わたしがウェブライターを始めたころからのお仕事だったので、ある日突然終了しますと聞き、軽いショックを受けました。
とある事務所さんの、ホームページの文章を書かせていただくお仕事でした。これまで数年にわたって記事を納品してきたのですが、クライアントさまが本業に時間がとられ、チェックする作業が当分できないので。というのが理由でした。

1年前から少しずつ依頼の内容が変わり、業務量もいただく報酬も減ってきていたので、時々クラウドワークスなどの仕事探しサイトを見て、ウェブライターを完全在宅かつ業務委託でできる仕事を探していました。

テストライティングで想定外の出来事

そんな中で、クラウドワークスのテストライティングを受けることになった案件がありました。
「在宅副業」というテーマでブログ記事を書くという仕事です。「わたしにピッタリのテーマだし、いろいろと書けることがありそう。」とすぐに応募したのです。

そして、テストライティングを受けるにあたり、この募集者さまのブログを見てみることにしました。

その内容は、募集者さまが運営されている「副業で成功するためのスクール」への集客ブログで、私としては想定外の内容でした。

自分が体験したこともなければ、どんな内容かも知らないスクールのおすすめ記事を書くことは、これまで経験したことのない想定外の内容でした。
そしてブログのほとんどが、最終的には募集者さまが運営されている無料講座やスクールへと誘導されていきます。

そこにどうしても違和感を覚えてしまうわたしは、今回の仕事は無理なのではないかという予感がしました。

集客をするとは、こういうことなのだと理解はできます。
でも、ブログを読めば読むほど気持ちが離れてしまい、悩みに悩んで提出したテスト記事に、「残念ですが、不合格でした。」という返信があったときには、がっくりしたような、反面ほっとしたような複雑な気持ちでした。

実は、このテストライティングは何度も書き直し、仕上がるまでに結構な時間がかかりました。
記事自体は文字数の少ないものでしたが、自分の気持ちが沿わず、何度も募集者さまのブログを見ては、同意できる部分を探そうとしたため通常の何倍も時間がかかってしまったのです。

営業全開の募集者さまのブログが悪いと思っているわけでは、決してありません。そのブログを読んで魅力を感じ、学びたいと思ってスクールに入る人もたくさんいらっしゃるのだと思います。

ただ、やはり私には共感できるものが見つからず、この仕事はできないかもと感じた予感は当たっていました。

今後ウェブライターを始められる方は、きっと仕事探しをされると思います。中には今回のわたしのように、思っていることとかけ離れた内容を書かなければならない場合もあるでしょう。
もちろん、よく知らない内容だから書けないとか、興味がないから書く気がしないとか、そういった類のことではなく自分の気持ちの問題です。

ウェブライターは書きたいことを書く仕事ではない

今回の出来事をとおして、学ぶことがいくつかありました。

「やはり私にはできない」と思ったことは(いや、そもそもテストには落ちたんですけど 笑)、今でも仕方がなかったと考えています。

ただ、何かで読んだ本に、「ウェブライターは書きたいことを書く人ではなく、クライアントさまが欲していることを読みやすい文章にして書く人だ」とありました。

私もその通りだと思っています。

今回のことに当てはめると、募集者さまが納得できる文章を書くことが優先されるべきであって、そのスクールをわたしが推す気持ちがあるかないかは関係ないのかも知れない。

まして、仕事を選べるほどの技術も知識もない自分は、単に甘えているだけではないのかと、しばし考えさせられる出来事でした。

試行錯誤の結果お仕事をいただけたことに感謝

結果的には、別の仕事探しサイトで応募していた件がサクサクと進み、今年から新たな仕事をいただけることになりました。
こちらの業務は、年末に終了したホームページの記事執筆とほぼ同じ内容で、書かせていただく事務所さんが同業他社になっただけという感じで気持ちは楽でした。

文字単価がやや低めなのが残念ですが、間に入ってくださるコーディネーターさん(Web面接もしてくださった)がとてもよい方で、3か月経った現在も気持ちよくお仕事させていただいています。

同時に、いったん終了となった会社さまから、以前とは別件のお仕事をご案内いただけることになりました。
こちらは、Word Pressを使った複数のサイトで、すでに公開されている記事のリライトをする内容です。
文章のリライトだけでなく、Word Pressの機能を使って画像や表、吹き出しなどの挿入も行います。
「なみははブログ」にWord Pressを使っていることが、今回ようやく役に立ちました!
といっても、まだわからない操作も多く、そのつど教えてもらっているのですが・・・😅

仕事探しも含めてウェブライターの仕事と考えましょう

ウェブライターを始めても、どのように仕事を続けていくのかなと疑問を持っている方に、なんとなくでも様子がわかっていただければと思い、わたしの最近の体験を含めて書いてみました。

最初は単発のお仕事をいくつかこなして、慣れてきたら継続ありのお仕事に応募するのがよいのではないかと思います。

内容は吟味してといいたいところですが、直接話すわけでも、事務所に行くわけでもないので、ウェブ上だけのやり取りで詳細を把握するというのは難しい面があると思います。

もちろん質問はできますが、それだけで業務内容全般やクライアントさまのことを把握できるわけではありません。

ですが、Web上で仕事をするということは、今回のように自分にとって想定外の事も起きるものなのだと、実感することができました。

仕事探しにまつわるあんなこんなも含めて、自宅で好きな時間に稼働できる完全在宅ウェブライターの仕事なのだという認識を持つことが大切かもしれませんね。

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